どのような業種の企業であっても、データを利用し、収集し、保存しています。そして、そのデータの保護はビジネスの成功に欠かせない要素です。2022年にデータ侵害からの平均復旧コストは約1,000万ドルでした。この種の経済的損害から企業を守るには、まずデータを保存する方法と場所から考慮する必要があります。おそらく、皆様の企業には複数のデータソースがあり、さまざまな種類のデータを管理して安全に保護する必要があるでしょう。そして、そのようなデータに関連する課題は時代とともに変化していきます。業種によっては厳格なデータガバナンスやコンプライアンスの対象となるルールが存在し、データをどこにどのような形で保存し、誰がアクセス権限を持てるかについて定められている場合もあります。データ管理上の課題が何であれ、「データ管理」を誰かの職務に追加してエクセルのスプレッドシートで管理させてうまくいくことを期待するよりも、おすすめできる方法があります。では、いくつかのデータ管理方法を取り上げ、サービスとしてのデータ管理が皆様の組織に適しているかどうかを探っていきましょう。
データ管理とは?
データ管理とは何かといえば、それはまさに言葉通りの意味だといえます。それは組織が保有する全データの保存、整理、安全確保、保守の全体的なプロセスを指します。データ管理には以下のようないくつかの重要要素があります。
データ統合:異なるデータソースをまとめて、ひとつのアクセス可能なシステムに統合する
データ品質:すべてのデータが常に正確であることを保証する
データガバナンス:企業方針と法令の双方を遵守できるように、データ管理に関するポリシー、手続き、基準を設定する
データストレージ:オンプレミスまたはクラウドベースのシステム上に、データを安全に保存できるインフラを構築する
データセキュリティ:不正アクセスや攻撃からデータを保護する
データのバックアップと復元:データのバックアップが継続的に行われ、重大なインシデントが発生した場合に復元できることを保証する
データ分析:保存データから意思決定に役立つインサイトや情報を引き出す
データ管理ソリューションとしてスプレッドシート以上のものに移行したいとお考えなら、いくつかの選択肢があります。
社内でのデータ管理:保有データを管理するためのインフラを構築し、チームを作ってデータのすべての必要性に対応させることで安心感を得る組織もあります。この方法はハードウェア、ソフトウェア、ストレージ、人員などに莫大な投資が必要となる可能性があります。社内の物理サーバー上に全データを保存することを選択する企業もありますが、多くはクラウドベースのストレージや、オンプレミスとクラウドのハイブリッドを選択しています。
サービスとしてのデータ管理:保有データを管理し安全を確保するためのインフラ、リソース、専門家が自社にない場合には、サービスとしてのデータ管理(DMaas)もひとつの選択肢です。DMaaSベンダーは、企業データのすべての課題に大小問わず対処しますので、企業はデータの安全について心配することなく、自社の中核事業にリソースを集中できます。DMaaSベンダーとの連携では、社内でのデータ管理の場合とは異なり、企業はハードウェアの購入も追加スタッフの雇用も必要ありません。ベンダーが関連業務のすべてを企業の代わりに従量課金型サービスとして実施します。料金は保存データ量と必要な追加サービス(セキュリティ、バックアップと復元、分析など)に基づいて決定されます。
コスト削減。企業はDMaaSを活用することで、自社のデータセンターやインフラの構築/維持に関連する重要リソースに投資する必要がありません。保存管理する必要のあるデータ量に対して必要なサービスの料金のみを支払うことができます。
拡張性確保。DMaaSベンダーは企業規模に応じた需要の変化、さらに時間とともにデータニーズが変動する需要に応じて、サービスを拡大することも縮小することもできます。
エキスパートへの委託。DMaaSベンダーはデータのエキスパートであり、データをビジネスとしています。企業は独自のエキスパート集団を雇用したり、データの専門家ではないチームメンバーにデータセキュリティを任せたりする必要がありません。
確実な安心感。DMaaSベンダーはお客様のデータを保護する堅固なセキュリティ措置を講じることで、データの安全性に関して企業に安心感を与えます。
中核事業への集中。データ管理をDMaaSベンダーにアウトソーシングすることで、時間、リソース、配慮を自社の中核事業に集中させ、データ管理はエキスパートに任せることができます。
DMaaSの活用をお考えですか? RubrikのDMaaSソリューションはデータセンターおよびクラウド全体に対するバックアップ、復元、分析、データガバナンス、コンプライアンスなどを安全に提供できる単一のソフトウェアプラットフォームです。Rubrikの使い勝手の良いデータセキュリティクラウドはあらゆる組織に対応しており、場所を問わず重要な機密情報を保存し、安全を確保することができます。ゼロトラストデータセキュリティポリシーと包括的なバックアップ/復元ソリューションにより、サイバー攻撃に対する最も堅固な保護を提供し、重要なデータインシデントが発生した場合にはダウンタイムを最小限に抑えます。データのお困りごとについてエキスパートにご相談いただけます。ぜひRubrikにお問い合わせください。